新電力事業入門


新電力・電力自由化に興味がある人向けの勉強用ブログです。

2018年09月

計画提出時のチェック処理順序

広域機関に計画票を提出後の流れですが
 ①提出したファイルの形式チェック
 ②XMLの構造チェック
 ③計画提出の時間帯チェック
 ④広域機関システムのマスタ情報と提出計画票上の情報に差異がないかチェック
 ⑤ファイル内の計画値に不整合がないかどうかチェック
 ⑥計画受付
 ⑦計画間不整合(需要調達の調達量と、発電販売の販売量など)チェック
となります。
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出典:広域機関 (https://www.occto.or.jp/occtosystem/oshirase/2016/files/170228_jidoucheck.pdf 

計画ファイル内の計画値不整合

計画ファイル内の計画値不整合が発生した場合、メールで不整合結果のXMLファイルが提供されます。このファイルを広域機関の入力支援ツールで開いてエラー箇所がどこなのか確認後、修正して再度計画票を提出します。
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出典:広域機関 (https://www.occto.or.jp/occtosystem/oshirase/2016/files/170228_jidoucheck.pdf 

計画整合性自動チェック 時間前

計画提出した際に広域機関システムで計画内容の整合性チェックを行い、問題があった場合は不整合メールが通知されます。
時間前の市場取引結果に関連するチェックですが約定コマの2時間前に実施されるので、ゲートクローズ前の計画提出可能な時間であっても不整合通知のメールが届く場合があります。
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出典:広域機関 (https://www.occto.or.jp/occtosystem/oshirase/2016/files/170228_jidoucheck.pdf 

需要調達計画 需要想定値の適正な設定方法について

翌日計画提出時に需要計画に対して電力を確保する必要があるのですが、確保できなかった場合に需要計画を確保できている調達計画値に合わせて計画提出されるケースがあったようです。
その為、広域機関から適正な計画提出についての資料が公開されています。
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出典:広域機関 (https://www.occto.or.jp/occtosystem/oshirase/2017/files/170614_tekisei_teishutsu.pdf 

スポット入札分が約定しなかった場合、調整電源のようなものがなければ調達不足分を時間前取引で買う必要があるのですが、翌日計画は対象日の前日12時までに提出する必要があるため、一度不整合な状態の計画票を提出して前日17時以降で時間前取引を行って不整合を解消するような流れとなります。

30分電力量 収集成否コード(JP06122)

データ要素の共通コード

30 分電力量収集に成功した場合は0、失敗した場合は1が設定されます。
提供可否コード (JP06405)は確定電力量ファイルのデータ提供可否の設定となります。
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暇人

特にやることもないので、新電力・電力自由化についての勉強をしています。

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