新電力事業入門


新電力・電力自由化に興味がある人向けの勉強用ブログです。

2018年08月

間接オークションとは

概要
エリア外からの電力取引を、取引上はすべてスポット、時間前市場を経由してやり取りしましょうと言った取り組みです。エリア内は今まで同じように取引先を指定します。

間接オークションのメリット
スポット、時間前市場経由となるので、今までは需要調達計画、発電販売計画に取引先コードを入れてそれぞれ調達量、販売量を設定していましたが、それをスポット、時間前だけの設定で良くなります。
ただし、週間、月間、年間計画では作業停止計画調整やエリア需給状況の把握のために、今まで通り取引先コードを入れることになるそうです。

回避可能費用

小売電気事業者が電力を調達する際に、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの発電所からの購入分については、低炭素機構が交付金を出してくれます。
この交付金ですが、皆さんが払っている再生可能エネルギーの賦課金から支払われています。

交付金の金額を決める際にFITの買取価格をそのまま交付金として支払ってしまうと、小売電気事業者の方はタダで電気を調達できることになってしまいます。
その為、通常の発電から調達した場合の調達単価の基準値(回避可能費用)をFIT買取価格から引いた値を交付金としてもらえる形としています。
*回避可能費用を決める際に、正確には市場連動、激変緩和措置の2種類あります。

FIT 送配電買取

FIT電源について、一般電気事業者が買い取りをする取引。
買取契約はFIT発電事業者←→一般電気事業者の間で行います。
一般電気事業者が買い取りをしているので、交付金も一般電気事業者が受け取ります。

広域期間システム上は発電種別をFIT送配にして、発電BGは送配のものを作成します。
需要調達計画の調達先、発電販売計画の販売先は一般電気事業者にするのではなく、今まで通りでよいとのことです。


広域機関に提出する計画 翌日計画、当日計画の違い

翌日計画は対象日前日12時までに提出する計画です。
スポット入札を行っている場合、約定結果を含めて提出します。

当日計画は対象日前日17時からゲートクローズまでに提出する計画です。
時間前入札を行っている場合、約定結果を含めて提出します。
*スポットと違い、時間前はザラ場式なので時間を区切って提出する必要あり。

対象日前日12時~17時の間は翌日分の翌日、当日計画は提出できません。
対象日の当日計画はゲートクローズまでの分は提出できます。

東電 ピークシフトの料金計算

季節:夏季
契約容量:8kVA
ピーク時間(夏季の13時~16時):200kWh
昼間時間(ピーク時間を除く7時~22時):320kWh
夜間時間(22時~7時):130kWh
燃料調整費:-1.96円
再エネ賦課金:2.90円 

2160 + (54.77 × 200) + (29.08 × 320) + (12.25 × 130) + (-1.96 × 650) + (2.90 × 650)
2160  + 10954 + 9305.6 + 1592.5 -1274 + 1885
= 24623.1

円未満は切り捨てなので
24623
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